現在日本で働く、フィリピンからの外国人労働者の数は266,803人(2018年6月)となっています。
その内、半数近くが永住者128,446人(2018年6月)で、1割近くが技能実習生28,821人(2018年6月)として労働をしている現状です。
出稼ぎの国「フィリピン」だけあって、日本での在留率は高く、永住者にいたっては中国に次いで2位の水準となっています。
フィリピンは、EPAによる介護福祉士を受け入れている経緯があり、技能実習制度や特定技能の介護分野で期待されています。
そのためにも、フィリピン人の習性や性格など知っておく必要があります。
日本にとってフィリピンとは!?
日本人とフィリピン人の相性は!?などお国事情や国民性などについて調べてみました。
フィリピン国
人口は105,341,062人(2018年)。
人口減少が進む日本とは逆に、フィリピンの人口は急激に増加しており、2025年から2030年の間には日本の人口を抜くことが予想されています。
首都は、マニラですが、最大の都市はケソンです。
マニラやセブなどの大都市圏には巨大なショッピングモール、商業施設などが乱立しています。
ASEAN諸国の中でも高い成長率であり、国民の平均年齢が24.3歳と若年人口が多い国です。
なぜ日本に出稼ぎにくるのか!?
国策として国が海外への出稼ぎを奨励している背景があります。
なぜ、国が国策として出稼ぎを奨励しているかというと。
出稼ぎをしている労働者からの海外送金により、フィリピン圏内でお金が消費され循環するためだと言われています。
実質フィリピンのGDPは高い水準を記録しています。
信仰している宗教は「キリスト教」
フィリピンで信仰されている宗教の割合は、国民の約90%がキリスト教徒でそのうち大半を占めているのがローマ・カトリック教会となります。
※南部の一部ではイスラム教信者が存在しています。
国民性、性格、特徴について
ホスピタリティーの精神
社交的で人とのつながりを大切にします。
ホスピタリティーの精神を持ち、人をおもてなし歓迎します。
家族を大切にする
家族思いで、家族のために出稼ぎ働いて、お金を工面し両親を楽させてあげようという考えでいます。
明るく陽気な性格
陽気な性格で人には積極的に話かけ、初対面でも仲良くなれるフレンドリーさが魅力です。
争いごとを好まず、平和主義でお祭りイベントが好きです。
コミュニケーション能力が高い
人見知りしない性格から、コミュニケーション能力が高い。
自国でもサービス業が6割を占めるのもあり、
場を盛り上げ人を楽しませるのが得意です。
プライドが高い
フィリピンの学校では褒めて伸ばす文化が根付いており、あまり叱ったり怒ったりするとプライドに傷が付くことがあるようです。
フィリピンタイム
フィリピンには、フィリピンタイムなるものがあり、時間にルーズです。
日本でも沖縄人が時間にルーズなのは有名な話で、気候が温暖な所は、良くも悪くもそういう一面があるようです。
お互いの国の文化を尊重し合い、相手を気遣いながら歩み寄ることで、スムーズにより良い関係を築いていきましょう。