2025年版:特定技能「介護」制度の最新解説!

日本は世界に先駆けて「超高齢社会」のフェーズへ突入し、介護の担い手不足は年々深刻さを増しています。一方で、制度改正はスピード感をもって進み、2025年4月には特定技能「介護」で訪問介護が解禁されるなど、現場の選択肢は大きく広がりました。

管理人
特定技能の介護は、年々需要が増していますが、まだまだ施設側からは「情報が散在していて要点がつかみにくい」「最新動向がわからず導入をためらう」 という声あります。そこで本稿では、2025年時点の最新制度とデータを一つに集約し、実務に直結する形で整理しました。

介護施設の経営者・人事担当者はもちろん、登録支援機関や行政担当者まで、「今、何を準備し、どう活用すべきか」 を5分で俯瞰できる道標としてご活用いただければ幸いです。

超高齢社会を支える鍵──2025年最新版「特定技能・介護」受入れガイド

介護分野の人材不足と特定技能の位置づけ

2025年1月末時点で、特定技能1号で就労する外国人は28万7,882人。そのうち介護分野は4万5,836人で、分野別では食品製造業に次ぐ規模へと拡大しています。2019年の制度開始からわずか6年で10倍以上に増えた計算です。


特定技能「介護」とは

  • 在留資格区分:特定技能1号のみ(2号は未適用)。

  • 就労上限:最大5年。ただし介護福祉士国家資格取得で「介護」ビザへ切替えれば在留期間の上限がなくなります。

  • メリット:技能実習より広い業務を担え、配置基準にも算入可能。夜勤・リーダー業務も可。


2025年4月から“訪問介護”にも従事可能に

これまで除外されていた訪問系サービスは、2025年4月21日告示改正により条件付きで解禁されました。
要件(概要)

  1. 初任者研修修了+施設等での実務経験1年以上

  2. 受入事業所が同行研修やICT活用など5項目を遵守

  3. 利用者・家族への事前説明 など
    厚生労働省

ポイント:条件を満たさない場合は引き続き施設系のみ。採用前にキャリアプランと研修計画をセットで準備しましょう。


対応可能業務と主な就業先

業務区分 具体例 備考
生活支援・レクリエーション等 生活全般のサポート、訓練補助、行事企画
身体介護 食事・入浴・排せつ介助など 訪問系サービスも2025年4月以降は条件付きで可
代表的な就業施設 特別養護老人ホーム/介護老人保健施設/認知症グループホーム/デイサービス ほか 病院では看護助手として配置可

受入可能な施設リストは児童・障害・高齢・医療・生活保護関連など法令に基づく全カテゴリーが対象(詳細は厚労省通知参照)。


人材要件(試験・語学)

区分 必須試験 合格水準
技能 介護技能評価試験 合格
日本語 – JLPT N4以上 または 国際交流基金日本語基礎テスト(JFT-Basic)
– 介護日本語評価試験
いずれも合格
Meiko Global日本政策金融公庫

技能実習(介護)2号を良好に修了した場合、上記試験は免除されます。


受入れ人数枠

  • 上限:事業所ごとの**「常勤介護職員総数」まで**。

    • 例)常勤が10人なら特定技能介護も最大10人。

  • 技能実習(介護)は別枠で**常勤数の10%**まで。


雇用形態と協議会加入

  • 直接雇用のみ(人材派遣は禁止)。

  • 初めて特定技能介護士を受け入れた事業所は、入国後4か月以内に「介護分野特定技能協議会」へ加入し、年次報告等に協力する義務があります。


現況データ(2025年版)

指標 最新値 コメント
在留者数 45,836人(2025/1) 1年で約25%増加 株式会社 グローバルヒューマニー・テック –
国籍トップ5 インドネシア、ミャンマー、ベトナム、フィリピン、ネパール 上位5か国で9割超 厚生労働省
性別比 女性約72%:男性約28% 介護職全体の構成比とほぼ同等 厚生労働省
年齢層 18〜29歳が6割超 若年層中心に定着

定着・活躍のためのヒント

  1. 目的と役割の共有:受入れ趣旨を日本人スタッフへも明確に。

  2. 日本の職場文化の可視化:挨拶・報連相・時間管理を“ルール”として伝える。

  3. 業務マニュアルの標準化:教える内容と言葉を統一し「ゆっくり・はっきり」。

  4. 多文化理解:宗教・食習慣・休暇など相互尊重を前提に。

自律学習支援サイト「にほんごをまなぼう」など、オンライン教材の活用も効果的です。


2025年版:特定技能「介護」制度のまとめ

特定技能「介護」は、2025年の制度改正で訪問介護へも門戸が開き、活用範囲がさらに拡大しました。受入れ側は試験合格・人数枠・協議会加入・研修体制の4点を押さえつつ、「文化の壁」を越えるコミュニケーション設計が不可欠です。最新要件を踏まえたうえで、事業所全体で継続的な定着支援に取り組みましょう。

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