特定技能の14業種(産業分野)とは!?各分野ごとにまとめた記事一覧となります。
特定技能では、技能実習制度の85職種・156作業一覧としての位置付けではなく、14業種として業種の内訳から各分野で従事できる業務などが受入れ対象となります。
よって、特定技能の14業種で従事できる業務では、広範囲にわたって外国人材の受入れが出来るようになりました。
現在(令和2年10月21日)対象業種は14業種ですが、今後人材不足の業種で特定技能外国人が適切な業務に従事できる事が認められれば追加される可能性があります。
※追加での要望が多かった業種「コンビニ」は見送られる形となりました。また、トラック・廃棄物処理業界の業種「トラック運転や配達荷物の仕分け」「産業廃棄物処理」は現在検討中とのことです。
※随時更新中 特定技能1号で実施される14業種の試験日程です。 管理人 各業種の最新試験スケジュール日程を掲載しています!サンプル試験やテキスト問題、申込み登録の仕方など参考にして下さい。 特定技能14業種で従事[…]
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【特定技能14業種(産業分野)と従事する業務一覧表】
特定産業分野 | 分野所管 行政機関 |
受入れ見込数 向こう5年間 |
雇用 形態 |
従事する業務 | |
1 | 介護 | 厚生労働省 | 60,000人 | 直接 | ・ 身体介護等(利用者の心身の状況に応じた入浴,食事,排せつの介助等)のほか, これに付随する支援業務(レクリエーションの実施,機能訓練の補助等) (注)訪問系サービスは対象外 |
2 | ビルクリーニング | 37,000人 | 直接 | ・建築物内部の清掃 〔1試験区分〕 | |
3 | 素形材産業 | 経済産業省 | 21,500人 | 直接 | ・鋳造・金属プレス加工・仕上げ・溶接・鍛造 ・工場板金・機械検査・ダイカスト・めっき・機械保全 ・機械加工・アルミニウム陽極酸化処理・塗装 〔13 試験区分〕 |
4 | 産業機械製造業 | 5,250人 | 直接 | ・鋳造・塗装・仕上げ・電気機器組立て・溶接 ・鍛造・鉄工・機械検査・プリント配線板製造 ・工業包装・ダイカスト・工場板金・機械保全 ・プラスチック成形・機械加工・めっき ・電子機器組立て・金属プレス加工 〔18 試験区分〕 |
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5 | 電気・電子情報関連産業 | 4,700人 | 直接 | ・機械加工・仕上げ・プリント配線板製造 ・工業包装・金属プレス加工・機械保全 ・プラスチック成形・工場板金・電子機器組立て ・塗装・めっき・電気機器組立て・溶接 〔13 試験区分〕 |
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6 | 建設業 | 国土交通省 | 40,000人 | 直接 | ・型枠施工・土工・内装仕上げ/表装・左官 ・屋根ふき・コンクリート圧送・電気通信 ・トンネル推進工・鉄筋施工・建設機械施工 ・鉄筋継手 〔11 試験区分〕 |
7 | 造船・舶用業 | 13,000人 | 直接 | ・溶接 ・仕上げ・塗装 ・機械加工・鉄工 ・電気機器組立て 〔6試験区分〕 |
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8 | 自動車整備業 | 7,000人 | 直接 | ・自動車の日常点検整備,定期点検整備,分解整備 〔1試験区分〕 | |
9 | 航空業 | 2,200人 | 直接 | ・空港グランドハンドリング(地上走行支援業務,手荷物・貨物取扱業務等) ・航空機整備(機体,装備品等の整備業務等)〔2試験区分〕 |
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10 | 宿泊業 | 22,000人 | 直接 | ・フロント,企画・広報,接客, レストランサービス等の宿泊サービスの提供 〔1試験区分〕 |
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11 | 農業 | 農林水産省 | 36,500人 | 直接 派遣 |
・耕種農業全般(栽培管理,農産物の集出荷・選別等) ・畜産農業全般(飼養管理,畜産物の集出荷・選別等)〔2試験区分〕 |
12 | 漁業 | 9,000人 | 直接 派遣 |
・漁業(漁具の製作・補修,水産動植物の探索,漁具・漁労機械の操作, 水産動植物の採捕,漁獲物の処理・保蔵,安全衛生の確保等) ・養殖業(養殖資材の製作・補修・管理,養殖水産動植物の育成管理 ・収獲(穫)・処理,安全 衛生の確保等) 〔2試験区分〕 |
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13 | 飲食料品製造業 | 34,000人 | 直接 | ・飲食料品製造業全般(飲食料品(酒類を除く)の製造・加工,安全衛生) 〔1試験区分〕 | |
14 | 外食業 | 53,000人 | 直接 | ・外食業全般(飲食物調理,接客,店舗管理) 〔1試験区分〕 |
特定技能の14業種(産業分野)での受入れ見込数(5年間の最大値)の合計:345,150人となっています。
1.介護業
特定技能の産業分野では、受け入れ見込み数が1番多い(5年で6万人)分野です。
EPA、留学生、技能実習制度、特定技能の4方向で人材確保が最も必要な分野となります。
本文は、特定技能における「介護職」について、できるだけ分かりやすく解読したものとなります。 特定技能の介護分野で外国人材の受け入れが可能になりました。現在日本で介護職の外国人を受け入れできる在留資格は4種類となります。 ・EPA[…]
2.ビルクリーニング業
他業種とは違って高齢者雇用を推進している分野でもあります。
これからは技能実習、特定技能の両輪で人材確保を補っていくことになります。
本文は、特定技能における「ビルクリーニング」分野について、できるだけ分かりやすく解読したものとなります。 管理人 特定技能の業種「ビルクリーニング」は、他の業種とは違って高齢者雇用を推進している分野です。公益社団法人全国ビル[…]
3.素形材産業
日本の製造業の根幹を担っているとても重要な産業分野です。
各都道府県で働き口が多いことで地域の雇用を創出して促している、我々国民の生活には切っても切れない分野です。
本文は、特定技能における「素形材産業」分野について、できるだけ分かりやすく解説したものとなります。 まず初めに素形材産業とは、素材に熱や力を加えることで複雑な形状や高い強度を持つ金属部品を製造・供給する産業です。 管理人 […]
4.産業機械製造業
日本社会の公共設備(インフラ)や幅広い産業への生産財を供給する、製造業の根幹を担っている、我々の国民生活には必要不可欠な分野となります。
本文は、特定技能における「産業機械製造業」分野について、できるだけ分かりやすく解読したものとなります。 管理人 特定技能の業種「産業機械製造業」は、日本社会の公共設備(インフラ)や幅広い産業への生産財を供給する分野です。製造[…]
5.電気・電子情報関連産業
幅広く関連する電子機器へ部品を供給する分野であり、特に自動車などの電動化に伴う、電子部品の需要が高まり労働力需要が拡大している分野でもあります。
本文は、特定技能における「電気・電子情報関連産業」分野について、できるだけ分かりやすく解読したものとなります。 管理人 特定技能の業種「電気・電子情報関連産業」は、幅広く関連する電子機器へ部品を供給する分野です。特に自動車な[…]
6.建設業
東京オリンピックによる観光、商業施設などの建設ラッシュが続いている建設業界ですが、各都道府県別に見ても需要率が最も高い分野です。
技能実習制度では、数年前から多くの人材が実習、修了(母国に帰国)していることから、技能実習2号からの特定技能ビザへの変更が多くなる分野でもあります。
※2020年2月28日に従来の11対象職種に加え、新たに7職種が追加されました。
とび、建築大工、配管、建築板金、保温保冷、吹付ウレタン断熱、海洋土木工
特定技能の建設業で外国人を受け入れるには、以下の対象職種18職種からとなります。 特定技能の建設業18職種 ・型枠施工 ・左官 ・コンクリート圧送 ・トンネル推進工 ・建設機械施工 ・土工 ・屋根ふき ・電気通信 […]
7.造船・舶用業
他業種と比べ地方での人材不足が極めて高い分野です。特に港運業が多い瀬戸内や九州に集中して人材確保が出来ていない分野となります。
島国である日本にとって生命線でもある造船・舶用工業は、労働集約型産業として地域の経済・雇用にも貢献している非常に重要な産業です。
本文は、特定技能における「造船・舶用工業」分野について、できるだけ分かりやすく解読したものとなります。 管理人 特定技能の業種「造船・舶用工業」は、他の業種と比べて地方での人材不足が極めて高い分野です。 特に港運業が多い瀬[…]
8.自動車整備業
若者のクルマ離れや整備要員の平均年齢が上昇している、人材が不足している分野です。
これからは技能実習、特定技能の両輪で人材確保を補っていくことになります。
本文は、特定技能における「自動車整備」分野について、できるだけ分かりやすく解読したものとなります。 管理人 特定技能の業種「自動車整備」は、若者のクルマ離れや整備要員の平均年齢が上昇している、極めて人材が不足している分野です[…]
9.航空業
近年の訪日外国人観光旅行者の増加やLCC(格安航空会社)により、国際線旅客数や着陸回数が伸長している、航空需要が拡大している産業です。
グローバルに経済社会活動をするためや、国民の生活の一部として機能しているため、人材確保が必須の分野でもあります。
本文は、特定技能における「航空」分野について、できるだけ分かりやすく解読したものとなります。 管理人 特定技能の業種「航空」は、近年の訪日外国人観光旅行者の増加やLCC(格安航空会社)により、国際線旅客数や着陸回数が伸長して[…]
10.宿泊業
新たに親切された宿泊業分野ですが、近年の訪日外国人観光旅行者数の増加による人材不足が顕著になってきています。
伸長数としては、2020年で4,000万人相当数を見込んでおり、早急な対策が必要な分野であります。
また、技能実習制度に『宿泊業』が受入れ対象職種・作業として追加決定いたしました!
これで、技能実習2号から特定技能1号への移行が可能となりました。
これから技能実習、特定技能の両輪で人材確保をしていく分野となります。
本文は、特定技能における「宿泊」分野について、できるだけ分かりやすく解読したものとなります。 管理人 新しく追加された業種「宿泊分野」は、近年外国人旅行者の増加に伴い都市部、地方のホテル・旅館へ宿泊する外国人観光客をもてなす[…]
11.農業
技能実習や国家戦略特区などの制度でも受け入れることが出来、いちはやく外国人材の受け入れに取り組んできた分野の1つです。
雇用形態として、他業種では認められていない労働者派遣が認められています。(他業種は直接雇用が基本)
それは、農業分野は年間を通して繁忙期、閑散期があるため、労働者に安定的に仕事を与えるために派遣を認めている傾向にあります。
本文は、特定技能における「農業」分野について、できるだけ分かりやすく解読したものとなります。 管理人 特定技能の業種「農業」は、技能実習や国家戦略特区などの制度でも受け入れることが出来る分野です。いちはやく外国人材の受け入れ[…]
12.漁業
技能実習制度でも、多くの沿岸部エリアで技能実習生の受け入れがある分野です。特定技能では派遣形態での雇用が認められているため、労働力の融通、雇用・支援の一元化といった漁業現場のニーズに柔軟な対応ができることが期待されています。
本文は、特定技能における「漁業」分野について、できるだけ分かりやすく解読したものとなります。 管理人 特定技能の業種「漁業」は、ここ約20年ほどの間に就業者が概ね半減(27万人→15万人)している、極めて深刻な人材不足の分野[…]
13.飲食料品製造業
事業所数と従業者数が製造業の中では一番多い分野です。
都市部と地方での従業者数の比率も大差がなく、全国的に平均的な雇用と生産を支えている産業です。
どれだけ機械化(IT化)が進化しても対応しきれない部分(人の手作業や目視確認作業など)、人でしか対応できない工程がある分野でもあります。
本文は、特定技能における「飲食料品製造業」分野について、できるだけ分かりやすく解読したものとなります。 管理人 特定技能の業種「飲食料品製造業」は、事業所数と従業者数が製造業の中では一番多い分野です。 都市部と地方での従業[…]
14.外食業
新たに親切された外食分野ですが、他業種と比べ離職率が極めて高い分野となります。
注目されていた「コンビニ業種」は見送られることになりましたが、今後の外食業分野の展開としてコンビニ業種の受け入れは、避けては通れない課題となります。
宿泊業と関連して、訪日外国人観光旅行者数の増加により、地方などの外食業が人材不足となっています。
本文は、特定技能における「外食業」分野について、できるだけ分かりやすく解読したものとなります。 管理人 今回特定技能で新しく追加された業種「外食業分野」は、全産業と比べて欠員率が2倍以上の水準であり、極めて離職率が高い人材不[…]